平成30年8月2日、東京地本主催の陸自教育部隊研修に当会から2名が参加しました。当日は諸事情により当初の予定を全て実行することができず、第1師団司令部がある練馬駐屯地の見学会のみとなりました。
日中の最高気温が35℃前後という厳しい猛暑。とにかく暑い1日でした。以下は、参加者からの寄稿文です。
「そんな中、新隊員たちは取り扱いを習熟すべく訓練に励んでいました。猛暑の中の訓練であることから、熱中症対策の観点から水分補給と体調管理には注意が図られていて、傍らには水が入ったBBQ用のタンクなどが置かれていました(場所によっては蚊取り線香も・・・)。
訓練中の隊員たちの中には、少数ですが女性隊員(WAC)の姿を見ることができました。彼女らは、教育訓練終了後は通信等の部門に配属されますが、男性隊員と同じように基本教育を受けることになっているそうです(北富士での教育隊でも数名の女性隊員が所属し、野砲の取扱い訓練を受け、終了後は通信などへ配属されるとのことです)。
「女子も一緒に訓練を受けていました。女子がいると少し雰囲気も違うのかな~なんて勝手に思いました。」という参加者の感想もありました。
訓練の見学終了後は、資料館の見学となりました。第1師団は旧陸軍からの長い歴史を引き継ぐ名誉ある部隊であることから戦前から戦中にかけての多くの展示品があり、中でも旧満州国の勲章が展示されているなど、機会があれば見学することをお勧めします。
練馬駐屯地は首都圏防衛を担当する師団司令部が所在する駐屯地であるということだけでなく、災害派遣に対する要請があればすぐに出動できるよう準備されている車両の姿もあり、重要拠点の一つであるということを知ることができ有意義な一日であったと思いました。」
今回は残念ながら朝霞駐屯地を見学することが叶いませんでしたが、朝霞駐屯地は練馬に勝とも劣らずの見所があります。旧陸軍予科士官学校にまつわる数々の展示品やゆかりのある旧軍関係の資料などを展示し、朝霞駐屯地や郷土の歴史を紹介している「振武臺記念館(オススメです!)」、ヘリや戦車を間近に見学できる「りっくんランド」などは必見だと思います。
目黒区自衛隊家族会で研修ツアーを企画しようと思います。